矯正治療をした方が良い不正な歯列の代表例

不正な歯列とは

不正咬合は大きく6種類に分けられます。不正な歯列は、発音、呼吸、咀嚼、審美性、などに悪影響をおよぼすことがあります。

叢生(そうせい)、乱杭歯(らんぐいば)

あごの骨の歯が並ぶアーチに歯の並ぶスペース足りなく、または、あごの骨の歯が並ぶアーチに対して歯が大き過ぎるなどによって、歯並びがガタガタで、噛み合わせも悪い状態。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)、出っ歯

上の前歯が出っ張ってしまっている状態。

下顎前突(かがくぜんとつ)、受け口

下あごが突き出してしまい、下の歯が出っ張っている状態。

空隙歯列(くうげきしれつ)、すきっ歯

歯と歯の間に隙間がある状態。

過蓋咬合(かがいこうごう)

咬み合わせが深く、下の前歯を上の前歯がほぼ隠してしまっている状態。

開咬(かいこう)

奥歯では咬み合っているが、前歯で咬み合わせができない状態。

不正な歯列の原因

歯とあごの骨の不調和

遺伝によって決定する部分は大きくありますが、矯正により顎の骨の成長を促したり、歯を移動することにより改善可能です。もちろん、むし歯、歯周病、癖などの後天的要素によることも多々あります。

あごの骨の発育の差

顎の骨の発育は遺伝が強く影響しますが、成長期の拇指吸引、舌癖等の環境的な要因も強く働きます。

不正な歯列の影響

外見

大きな口を開けて笑えなかったり、外見を気にして内向的になってしまうことがあります。

病気

歯並びが悪ければ当然、むし歯や歯周病なりやすくなります。その点において、矯正治療は最大の予防策といえます。

顎関節への影響

歯並びが悪いと自然な顎の位置で咬めず、顎に悪影響が出ることがあります。

全身の健康への影響

咬み合わせが悪いことで、肩凝り、腰痛、全身の健康に影響が出ることがあります。